どうも、よつばくま(@yotsubakuma)です。
普段、女性だっていうことを意識していますか? わたしは特にしていません。
ただ、エネルギッシュにイキイキ仕事をされている女性の方の本やインタビュー記事などに惹かれることが多く、ちょこちょこと読んでいます。著者が母親の場合は、励みになることもあるのですよね。
今日は、図書館で見つけて読んだ本のお話。
マドレボニータを創設したシングルマザーの方の「今まで」と「これから」
マドレボニータっていう言葉、聞いたことがありますか? わたしは本を読むまで全然知りませんでした。

「マドレボニータ」は、2007年に設立されたNPO法人の名前です。活動内容は産前・産後のフィットネスプログラムの考案、教室での普及が中心だそうです。インストラクターの養成活動もされています。
「マドレボニータ」という名前の由来は、スペイン語で「美しい母」という意味なんですって。
わたしが読んだ本は、その創設者、吉岡マコさんが書いたもの。マドレボニータを始めるに至った経緯、始めてからこれまでの変遷、今後どうしていきたいか……ということが書かれていました。
吉岡さんは産後すぐに離婚して、シングルマザーとして生きていくことを選んだ女性です。(離婚に至るまでの経緯も本に書かれていますよ)
がむしゃらに仕事と育児を行なっていく中で、「産後の女性の体のためにできるフィットネスがあればいいのに!」という思いが芽生え、実際にプログラムを作り、教室を作り、現在の規模にまで成長させたのだそう。
まさに、「仕事を作り出した」女性のひとり、ですね。
「最初は小さな教室から始まった」……ささやかな一歩の偉大さ
活動が軌道に乗り、大きな団体になったからこそ、端から見ると「すごいなあ」、「才能があるんだなあ」、「特別な人にしかできないことだよね」と思われることがありますよね。
でも、この「マドレボニータ」も、はじめは小さな教室で、限られた生徒さん(お客さん?)で始められているんですよね。
手書きのフリーペーパーを用意して、周知活動をされていたことも書かれていました。
最近、Twitterで「インフルエンサー」についての塩谷舞さんのつぶやきを見て、「そうだよなあ」と思ったのです。
なんか「インフルエンサーはずるい。ツイートするだけで仕事になるんでしょ」みたいなこと言われがちだけど、誰もが最初は0フォロワーだし、マジで長年の、1つ1つの小さな積み重ねでしかないし、ツイート(お客さん)への思いやりの総量でフォロワーが増えてきたんだからそこは努力でもあるのです…
— 塩谷 舞(milieu 編集長) (@ciotan) 2017年6月7日
このつぶやきにも通ずるところがありますよね。
今、どんなにすごく見える人でも、「今の場所、立場」に至るまでには、創意工夫や苦労や努力を、ずーっと継続してきているのですよね。
それを、ただ外野から見て、「ずるい」とか、「特別だもんね」と言っちゃうことは、その相手に対して失礼なことだなあと思っています。
ささやかな一歩を踏み出して、負けずにがんばってきたということは、偉大なことだよなあと思うのです。
「やりたい!」「必要!」を具現化させたことが素敵
女性に限らず、「やりたい!」「必要!」を具現化させた人に、わたしは強く惹かれます。マドレボニータの代表・吉岡さんも、その気持ちを大事にこれまで続けられてきたんだなあと、本を読んで感じました。
「やってみたい!」と思ったことを温めて実行できる人に、わたしもなりたいです。
メイクや服装がきちんとしているようなママを「キラキラママ」とか言うけれど、こうやって「やりたいこと」をやっている母親が、たとえ忙しくて髪がボサボサでスッピンだとしても、わたしは「キラキラ」していると思うのです。
Have a nice day!