女性の生きる道

理想の母像を自分の母親に当てはめすぎると、しんどくなることもある

私の母親は、私が中学生になるまでの間、専業主婦でした。
今、子育て世代の方も、そのような方が多いのではないでしょうか。

中には小さい頃から鍵っ子だったよ!という人もいるとは思いますが、今に比べると、断然子供が幼い内は専業主婦という割合が多かったように思います。

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■目次
母親がしてくれたことを、同じように「やってあげたい!」と思い過ぎてしまうと、無理がくる1

母が専業主婦だった娘は、自分自身で「母」のモデルケースを作り上げていこう

母親がしてくれたことを、同じように「やってあげたい!」と思い過ぎてしまうと、無理がくる

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私の母親は、いろんなことを子供にしてくれる人でした。

経済的に余裕がなかったということもあり、家にはいつも手頃な材料費で作れる簡単な手作りおやつが用意されていました。

出来る限りお金をあまり使わないように工夫していたんだなあと、今では思うのですが、上手にお出かけに連れて行ってくれていましたし、ご飯の品数も今の私の作るご飯に比べると、断然多かったなあと思います。

学校の持ち物はもちろん手作りでしたし、服も簡単なスカートなどは作ってくれていました。

よく一緒に遊んでくれてもいましたし、絵本や本も長い間、毎日読み聞かせてくれていました。
家に友達を呼ぶことも当たり前のことでした。

私はそれを当然のもののように受けて育ってきました。
そのため、自分も親になったら、子供に同じようにしてあげたい!と思うようになりました。

ただ、今。

実際にすべてをこなそうとすると、かなり無理がくるな、と感じています。

母が専業主婦だった娘は、自分自身で「母」のモデルケースを作り上げていこう

何せ、母は専業主婦だったわけで、今の私とは、1日の時間の使い方が、まるっきり違ったわけですね。
私はフルタイム雇用ではないにしろ、1日のうち大半を仕事(と通勤)に使っています。

(※2017年7月現在、通勤はなくなりました)

その上、頼ることはなかったにしろ実家が近かった母と違い、今の私は両家実家から離れた地で子育てと家事を行っているのです。

……いや、同じようにすべていくわけないじゃんね。

と、最近、ようやく気づけたのでした。

でも、私と同じように、自分が母親となったとき、目指す「母像」が自分の母親だという方は多いのではないかと思います。

反面教師にして全然違う方向にいく人もいるでしょうが、「母親が嫌いだった!」というように感じていない方は、自然と、「当たり前の母親」は、自分の母に繋がってしまうもののように感じます。

ですが、時代も環境も違い、女の生き方が大きく変化している現在、良き母を自分の親に当てはめすぎてしまうと、そこに当てはめることのできない自分がダメな母親に思えてきて、しんどくなってきてしまうのではないでしょうか

親と同じような生き方をしているのならともかく、そうではないのなら、今のママは、自分にとっての「これが良き母!」というスタイルを考えていく方が、楽に生きていけるように思います。

ちなみに、男性も、母親というものは自分の母親がやはり基準になるらしく、母親が専業主婦だった人は、妻に対して、「子供のそばにいて欲しい」と思うらしく、ワーキングマザーであった人は、「え、働くもんなんじゃないの?」と感じるそうです。

私の夫も、「小学生になったら働きに出ないと暇じゃね?」と思っているようです。
別に専業主婦でいたい!派なわけではないけれど、「いや、主婦、暇じゃないからね?」と生温かい目で見ている私です…。

育つ環境の影響って、大きいですね。

Have a nice day!