今これを読んで下さっている方は、独身でしょうか。既婚でしょうか。子あり、子なし、どちらでしょうか。
今日は、仕事と子どものお話です。
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ネガティブ+メンヘラ+モラトリアムだった私
10代の頃、私はパッと見、明るくて社交的でお喋りだから目立つし、友達も多いし…っていう、「クラスで中心的な子」の1人でした。
でも、かなり内向的な部分がある人間で。
特に高校から20歳過ぎまでは酷くて、「消えたい…」、「死にたい…」と病み続けていました。
そんなこともあって、大学も中退しています。
思春期、青年期だからぐるぐるしてるだけなのかもしれない。
大人になったら「何てことなかったじゃん」と思えるようになるのかもしれない。
そういう思いもあったけれど、「でもそれまでどうやって耐えればいいんよ」と思っていました。
「子どもを産んだら強くならざるを得ないから、強くなれる気がする」と言っていた
20歳頃のことです。
上のようなことを男友達に言っていました。
「子どもが欲しいのは、単に欲しいっていうんもあるけど、子どもがいたら強くなれると思うから、だから欲しいっていうのもあるんよな」
超鬱ってたときに、駅前で話していました。
「へー。そんな理由で子ども産みたい言ってる女初めて見たわ」
と、返されました。
まあ、だから「欲しい」だけではなかったけれど、でも、本当にそう思っていたのも事実。
私は、「子どもを産んで親になったら、何が起ころうとも『死にたい』とか言わない」と決めていました。
理由は、昔、母の友人が、子どもを残して自殺してしまったから。
そのとき、すでに病み期に入っていて、「死にたい-」ともんどり打っていた私は、そのとき、その母の友人に、ものすごい憤りを感じました。
自分だって死にたがっていたくせに、強い怒りを覚えました。
「子ども残して死ぬって何。子どもに傷残すくらいなら、這いつくばってでも生きてよ」
そう、思ったんです。
実際には、その方は鬱など、心の病気だったそうなので、正常な判断が出来なかったんだと思います。
でも、そのときのことがあったから、私は、子どもを持ったら、何が何でも、自分がいくらきつくて辛くてどうしようもなくても、生きねばならない、と自分に約束をしたのです。
出産後、確かに変わった。念願通り、強くなった。
…でも、実際、そこまで意識を持って頑張らなくても、出産後、私は生まれ変わったかのようにポジティブになりました。
いや、違うな。
すでに妊娠中から、かなりの前向きさだったと思います。
本来なら、実家から離れた初産の妊娠中、不安でいっぱいでおろおろしただろうと思うんです。
でも、そうじゃなかった。
「この子は大丈夫だ」っていう、わけのわからない、無根拠極まりない自信でいっぱいで、どーんと構えた妊婦でした。
そして、出産後、今もずっとそうです。
ちょっとケガをしても、病気をしても、アレルギーが判明しても、「大丈夫だ」って、なぜだか思える。
これは、子どもが私にくれたギフトだなあ、と勝手に思っています。
そして、その変化は、子育て以外の面にも及んでいます。
以前の私なら、たとえば、フリーランスで仕事をして生きていきたい!だなんて決断を下さなかったと思うんです。
不安症候群だから^^;
何でもいいから、とにかく属して細々と働く方がいい…と考えたんじゃないかなあ。
属さずに仕事をしている人に、憧れだけ抱いて、でも自分とは世界が違う人たちだって線を勝手に引いて。そんな風に生きていたんじゃないかなあと想像出来ます。
でも、今は違う。
どーんとチャレンジ出来るようになっている自分にびっくりします。そして、「がんがん頑張ってやるぞ!」というやる気にも驚いています。(自分のことなのに)
うじうじして踏み出せなかった一歩を踏み出せたのは、間違いなく、子どもたちの存在があったから、なんです。
20代、子どものいないうちに経験を積んで、活躍している人を見て、「いいな」と思うことはある
友人でも、ライターの方でも、まだ子どもがいなくて、バリバリ活躍している人を見ると、「ああ、いいなあ」と思うことはあります。
私はすぐ結婚、出産をしました。
子どもがいるために、選べない仕事もあるわけです。
「ああ、とっとと産む選択肢じゃなくて、がっつり働いて経験を積むっていう選択肢もあったなあ」と、感じることもあるのです。
でも、たぶん、私は子どもを産んだ今の私でなければ、こうして在宅で仕事してやるぜ!となっていなかった気がします。
だから、これでいいんだろうとも思えるのです。
経験は、あとからでも積んでいける! そう考えて、今の私に出来ることを、着実に積み重ねていきたいと思います。
子どもは仕事をするのにハードルとなる、と感じる方もいると思います。キャリアを一時的にストップせざるを得ない、とか。
でも、私自身にとっては、ハードルを飛び越えるための、踏切台になる子どもという存在が、仕事をするために必要なのかもしれないな、というお話でした。
Have a nice day!