女性の生きる道

朝ドラ「べっぴんさん」の龍ちゃんに思う。子どもに誇れる自分でいたい。

どうも、よつばくま(@yotsubakuma)です。

NHKの朝ドラを、昼の再放送で見ることが多いです。朝のバイトをしていた頃は見られないことが多かったのですが…。

昨日の放送で出てきた、ヒロインの友人、小澤良子の息子、龍ちゃんを見て、「ああーーー」と唸りました。

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今日は、そんなお話。

どんな母親になりたいか?と日々考えている

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過去にこんな記事を書いたことがありました。

<過去記事>

理想の母像を自分の母親に当てはめすぎると、しんどくなることもある

私の母は、父と結婚することに決めたため、自分の夢だった教師になることを諦めました。

「自分には、夫と子どもと仕事の両立はできないだろう」と判断したのだと、昔聞いたことがあります。

子どもの頃からの夢と、結婚。

天秤に掛けて、泣くほど悩んで決めたのだと、母は言っていました。

そうして、母は私が中学生になるまでの間、専業主婦として家にいる生活を送ります。

母自身がどう感じていたのかは聞いていませんが、父は「母に家にいて、子どもと家庭を守って欲しい」と考えていたようです。

父はそのことをすごく大切に考えていて、だからこそ、私が夫と結婚する挨拶をしに行った際、夫に「私ら男は、1人で稼げるわけじゃない。家で守ってくれている人がいるから、がんばれるっていうのを忘れたらあかんで」というようなことを話していました。

そのような父だったため、昔の男性にありがちの、「俺が食わしてやってんだ」意識はありませんでした。

父は仕事でがんばってくる。

母は家を守ることをがんばっている。

そのような役割分担で作られていたのが、我が家でした。

パート勤めを始める前、母は資格を取りに行ったりと精力的に動いていた

母がパートに勤め始めたのは、母が希望したから、ではありません。

不景気の影響を受け、思うように給料が上がらない中で、背に腹は代えられないという理由から、父が母に打診したのでした。

…でも、今思えば、母は働きたかったのではないかと考えています。

私が小5頃、母は自転車で30分ほどかけてまで、介護士の資格を取りに通っていました。

その当時、ボランティアに近い活動をしていたことを覚えています。

目の見えない方の家の家事手伝いに行ったり。

老夫婦の家の掃除の手伝いに行ったり。

今思えば、その当時それは母の仕事ではなかったけれど、母のライフワークだったのではないかと感じています。

母も、1人の人間として、やりたいことを模索していたのではないかな、と。

別にだからと言って、「私たちが母の人生を犠牲にさせていたんだ…!」みたいなことは思いませんよ^^;

母が私たち姉妹と過ごす時間をどれだけ大切にしてくれていて、夏休みや冬休みには「さて、今年は何しよう?」と楽しんで考えてくれていたことを知っています。

そして、そのように過ごした時間は、確実に私自身の糧になっています。

そうして、そんな母の背中を見て育った私は、自分の子どもにどういう背中が見せられるだろうか、見せたいだろうか、と考えているのです。


母と同じような人生を歩んでいるわけではないのだから、母をそのままモデルケースにはできない。

それは私自身が考えて、見つけていかねばならないことだと、思っています。

「べっぴんさん」の龍ちゃんが、お母さんの良子さんに言ったこと

良子さんは夫の反対を受けることもありながら、洋服のパターンを作る仕事を続ける道を選びました。

そして、大学生になった息子・龍ちゃんは、そんな母親の姿を、「かっこいい」と思っていたのです。

「お母ちゃんが型紙切ってるときが1番好き」だと。「やりたいことをやっているお母ちゃんがかっこいい」と。

…これ、世の中の悩みながらも働いているお母さんたちにとっては、とっても嬉しい言葉ですよね。

龍ちゃんは言います。

「だから、自分もやりたいことを見つけたい」

親の姿を見せて、子どもにそう思わせることができるのは、とても素晴らしいことなのでは、と思います。

子どもの未来のためにも、親は「楽しい!」「好き!」「やりたい!」という自分の気持ちを大事にすることは重要なのだろうな。

そんな親の背中を見て、子どもは思っている以上に、いろいろなものを吸収し、感じてくれるものなのかもしれません。

親として、子どもにどんな大人像を見せたいか。時には立ち止まって考えてみたい

親は、子どもにとって、1番身近な大人です。

だからこそ、親の思考や言動は、子どもにとって、「大人ってこういうもの」と思わせる力を持っています。(ある程度の年齢まで)

私は、子どもたちの目に、どういう親として映っていたいのか。

今の自分は、子どもに対して恥ずかしくないのか。

日々、がむしゃらで精一杯で、見えなくなってしまいがちではあります。けれども、時には深呼吸をして、そのようなことを振り返って、意識したいな、そう思います。

Have a nice day!