働くこと

妻が家事育児を担える前提の職場が、まだまだ多すぎるのだと思う

過労自殺などのニュースで、職場環境を是正しよう、働き方を考えようという流れがありますね。車でラジオを流していたら、CMでも「ライフワークバランスを!」という言葉が使われていました。

ライフワークバランスって何ぞや

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私がこの言葉を聞いたのはもう6年以上前になります。当時アルバイトをしていた某大手ショッピングセンターの雑貨店で、社員向けに設けられている制度の名前として使われていました。

接客業だと、なかなか世間一般のようにゴールデンウィークや年末年始に連休! というわけにはいかないですよね。その店舗も、シフト制で、全体の休みは元日だけでした。
そのため、社員には「ワークライフバランス」として、強制的に連休を取得してもらうという制度が整えられていたようです。

 

ママになって思う、ワークライフバランス

もちろん、そういった連休も有意義なことだと思います。実際、私が働いていた店の店長は、その休暇を利用して毎年旅行に行くことがモチベーションにも繋がっているのだと生き生き話して聞かせてくれました。

現在世間で言われているワークバランスは、長時間労働の是正、残業をなくす、こういった方向性のものですよね。

それももちろん大きなことです。
でも、私が結婚して、子供を産んでから思うことは、どこかワーク=仕事、ライフ=趣味など自分のための時間という雰囲気があるなあということです。

今は別の職場で働いている私の夫ですが、前職は外回りの営業をしていました。直行直帰もあり、出社時間はばらばら、帰りの時間もばらばら。

休日だろうが取引先から職場携帯に電話がかかってくることも多々。(取引先はお店なので、土日ほどお客さんからの問い合わせが多いんでしょうね)

あくまで、妻が家事育児を担っていることが前提となっている仕事でした。
それは、職が変わった今でも一緒ですが。(今は飲食店で調理をしてます)

平日に家事育児の分業が可能な職場って、どれくらいあるんだろう

私はもともとキャリア志向があるわけでもなく、むしろ生活が出来るのならば、子供に手がかかる間は本当は働きに絶対出たい! という考えの持ち主ではないのですが、これが、働きたい女性にとってはどうだろう、と思います。


保育園に預けられなければ復職出来ない! と悩むのも女性。

子供が熱を出した! というときにも、「すみません」と謝って仕事を休むのも女性。

そんな家庭が多いのではないかなあ。
もちろん、パパ側が休めるよ、とか、朝はパパの方が遅いから幼稚園への送りはパパがやってるよ、という家庭もあります。でも、それも、「パパが大丈夫だから」なわけであって、基本的に両方が難しい場合、勤務先に謝ったりして何とかするのは母親の方が多いように感じています。

もっと、その家の妻が働くことに対してどう考えているかを、パパの職場にも考えて欲しいものだなあと思います。

「うちは妻が家事育児を大事にしたいと専業主婦志向を持っているので、ある程度がっつり働けます」

(とは言っても夜めちゃくちゃ遅い日ばかり! というのも、新米ママにとってはげんなりする事態ですが…)

「うちは共働きなので、今回は看病で僕が休みます」

など、各家庭の事情に沿って柔軟に働き方を選ぶことが出来る職場が増えたらいいのになあ。

我が家は、実家も遠いので、平日~土曜の家事育児はALL私です。
現実的に、私が「正社員でフルタイム勤務したい!」と思ったところで、働ける職場はかなり選択肢が狭まるんだろうなあと思います…。

Have a nice day!