どうも、よつばくま(@yotsubakuma)です。

好きなものを好きだと叫んでみたいときもある。

……ということで、今日はこよなく愛している「浅野いにお」マンガについて、のお話。



スポンサーリンク


style="display:block; text-align:center;"
data-ad-layout="in-article"
data-ad-format="fluid"
data-ad-client="ca-pub-3814819541841513"
data-ad-slot="9408875687">




■目次
「浅野いにお」作品が好きすぎる

ノスタルジー×センチメンタル×現代感

圧倒的画力+風刺=現実世界のリアル感

完全私的おすすめ浅野いにお作品

誰かと語りたいような、自分の中にしまっておきたいような、そんなマンガたち


「浅野いにお」作品が好きすぎる


突然ですが、わたしは「浅野いにお」というマンガ家の作品をこよなく愛しています。ただし、これまであまりそのことを分かち合える人は残念ながらいませんでした。


いろんなマンガを乱読する夫も我が家にある浅野作品にはほとんど手をつけてくれず、周りの友人は「読むなら少女マンガ」という人ばかり。

「あああ、いいのになあああ」という感情だけを胸の内にしまっていたのです。


が。






!!!!!!



このブログを書くのが遅くなったので、もう1ヶ月近く前の話になってしまいますが、わたしが好きなカツセマサヒコさんがっっっ、浅野いにおさんに、取材をされたんですよ……!!!



※カツセさんについては、過去記事を参照していただければ、と。

【カツセマサヒコ×広瀬和哉トークショー】すきなこと×ファンタジー×発信していくこと<
【カツセマサヒコ×広瀬和哉】仕事になるまでの「すき」をつづけること×発信する大切さ



という記事を読んで、溜め込んでいた浅野作品への熱が弾け飛びました。


その熱量のまま書き殴ると、あまりにもわけがわからないものになりそうだったので、今に至っています。それくらい大好き。


なお、主観バリバリです。「違うだろ!!」と思われるファンの方もいるかもしれませんが、何卒ご容赦を……。



ノスタルジー×センチメンタル×諦念感


浅野いにお作品の特徴は、作品全体に流れる切ない雰囲気だと思っています。

とはいっても、ふざけたシーンもいっぱいあるし、変なキャラクターもいっぱいいるし、全体的にずーっとシリアスなわけではないんですよね。

でも、作品世界のベースには、どこかノスタルジーなものであったり、切なさに読んでいて叫びだしたくなったりするものが敷かれていると感じています。


DSC_0003


あと、わたしが感じているのは「諦念」。

浅野いにお作品のキャラクターたちは、肉食感がありません。



  • 「金持ちになってやるぞー!」

  • 「出世するぞー!」

  • 「何が何でも幸せになってやる!」

  • 「絶対に夢を叶えるんだ!」


……みたいな、超絶ポジティブに前を向いて「がんばっていくぞー!」っていうキャラクターは、メインキャラクターの中にはいません。



みんな、どこかで冷めていて、それでも生きること自体を放棄しているわけでもなく、「なんとなく」現実を生きている。


そんな雰囲気が現代的だなあと感じますし、魅力だと思っています。



圧倒的画力+風刺=現実世界のリアル感


浅野いにお作品は、画力がすごいです。半端ないです。マンガ家を目指して美大に行っていたバイト先の元後輩も、「これはやばい」と言っていました。(背景がとんでもない)

休載期間があることもありますが、週刊連載ですからね……。


(なお、途中からデジタルを取り入れられているので、よりリアル感が
増しています。デジタル処理には賛否両論あるそうですが、そのあたりは業界人ではないわたしはスルーで)



そこに、プラスアルファ、実際の社会問題、現代が抱える問題を風刺させるような描写が出てきます。


初期作品は、その矢印が「キャラクター個人」で、キャラクター自身が「どうやって生きていこう」「幸せって何だろう」「生きていくって何だろう」っていう悩みや葛藤を抱えているレベルでした。

しかし、現在連載中の「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」(タイトル!)、ひとつ前の「おやすみプンプン」からは、社会問題も織り交ぜられ始めました。


東日本大震災とか、その後によく見られた善意の募金活動とか、原発に関するあれこれだとか。政治の胡散臭さだとか。


直接的に描かれていることもあれば、比喩表現を使って描かれていることもあります。こうした描写が、わたしはとても好きです。

そこに生きているキャラクターたちが、一気に現実を生きるわたしと地続きになる。「特に何も考えず、何となく生きている」自分自身を客観的に見せられているように思えることも多いです。


このリアル感も、わたしが浅野いにお作品をすきな理由のひとつです。


完全私的おすすめ浅野いにお作品



……と、熱く(?)語ったところで、浅野作品のうち、完全私的おすすめ作品をご紹介します。

(なお、「おざなり君」以外はたぶん全作品持っているんじゃないかな)


クセが少なく読みやすいものから入りたい人向け


浅野作品は、初期作品ほどクセがなくて読みやすいです。初めての人はここからどうぞ。



「素晴らしい世界」、「ひかりのまち」



DSC_0019


絵柄も今と全然違う、超初期作品です。


短編オムニバス形式なので、さらさらっと読みやすいところも良いです。初期作品ですが、すでに「浅野いにおってこんな感じ」が如実に表れています。


「生きていれば、いつかきっと、いいことがある」
(素晴らしい世界)
 
「素晴らしい世界」の後半に出てくる病気は、当時は「ええー?」と思いながら読んでいたのですが、今読むと、「ああ……」と思う部分がありますねえ……。


考え、感じられる自分でいたいものです。

  




宮崎あおい主演映画原作「ソラニン」


DSC_0018


わたしが初めて手に取った浅野いにお作品。

当時のバイト先だった書店で面陳されていたところを発見したのでした。


これは……モラトリアム中の学生・社会人の人は夜や週末に読んだらダメな作品かもしれません……。(苦笑)


「何となく社会人になって何となく生きているけれど、どことなくそんな日々が不満で不安」


そんな主人公・芽衣子と恋人・種田、友人たちの物語です。


当時から、「これはあかん。病む……」と書店仲間内では評判でした。(なお、もうひとつ「週末に読んだらあかんやつ」認定されているのは、「ハチミツとクローバー」です)



 



宮崎あおい主演で映画にもなりましたし、ASIAN KUNG-FU GENERATIONが脚注歌を原作の詩そのままに曲をつけたことでも有名になりましたよー。








重苦しい世界観も平気な人向け


重苦しい世界観も平気だよ! という人におすすめしたい作品は、やっぱりこれではないかと。



「おやすみプンプン」


DSC_0021



1巻を読んだときは、出てくるギャグシーンに「何これっ?」と少し引き(笑)、「ついていけるかな」と感じていましたが、もうね、どんどん重くなりますから。(苦笑)


プンプンからは、画力がえげつないです。それがまた、痛さを増長させている気がします……。


1巻を読み始めたときは、まさかこんな話になっていくとは思わず……。重いです。重いですよーーーー。(苦笑)


でも、どのキャラクターも魅力的です。「いい人」が誰もいないところが、リアル。







こんな重い作品を描いているときの浅野いにおさんの頭の中(というかメンタル)ってどうなってんの……と思います。

新刊が出るたび、「絶対病むよ。落ち込むよ-」と思いながらも読まずにはいられなかった頃が懐かしいです。


(なお、重い作品には「虹ヶ原ホログラフ」というものもあります……割と意味不明で、クセのある作品です。←貶してませんよ)


その他おすすめ作品「世界の終わりと夜明け前」


DSC_0020


読み切り短編集の「世界の終わりと夜明け前」もおすすめです。(右のものは作品集ですね。イラスト集的な)


「素晴らしい世界」の頃の浅野さんが今の画力で帰ってきた! と感じるような短編集です。すき。




現在連載中「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」




DSC_0015

 タイトルの長さ!!!


現在連載中の作品です。


「おやすみプンプン」よりもライトなノリだけれど、バックボーンはクソ重い。またえらいものを描きはじめたなあ……と思いながら読んでいます。


続きが気になりすぎる。休載がちょいちょい入るけれど、ぜひ続きを早く読みたい……!!!


とりあえず、おんたん(左から2番目の表紙の子)が好きです。ぶっ飛んでるけど、かわいい。




大きな声では勧めにくい……「うみべの女の子」


最後に、本当に小声でしか勧められないものが、こちら。


DSC_0025



「うみべの女の子」。


表紙、めっちゃ綺麗でしょう? タイトル、すてきな響きでしょう??



でもこれはですね……割とエロなんですよ……。(小声)


これは、夫の目にも届かぬようにしてましたね……。メインの内容がエロいマンガじゃないけれど、いろいろと。それはもう、いろいろとぶっ飛んでいるエロ(わたし基準)なので。(苦笑)







ただ、読むなら2巻の最後まで読んでほしい。切なくなりますよ。


誰かと語りたいような、自分の中にしまっておきたいような、そんなマンガたち

 
……というわけで、愛を語りました。満足!!!(笑)



浅野いにお作品は、読んだあとに「誰か……!!! 感想を語ろうよ……!!!!」っていう心境と、自分の中で咀嚼して飲み込み、じーっと感じるまま過ごしたくなる心境の2種類の感情経験を与えてもらえますよ。



DSC_0001



わたしが書くもの(創作)を好きだと言ってくれる人には、「これ、わたしの源流のひとつ」って言っておすすめしたいです。(笑)


読んでみたい人がいたら貸し出したいくらいの作品ばかりです。







Have a nice day!