働くこと

【カツセマサヒコ×広瀬和哉トークショー】すきなこと×ファンタジー×発信していくこと

どうも、よつばくま(@yotsubakuma)です。

今回は前回書いた記事の続きです。(続きとはいえ、今回のものだけ読んでも大丈夫ですよ)

【おとなこども博】に大人ひとりでクラフトビールデビューをしに行ってきた

前回の最後にご紹介しましたが、今回、わたしはライターのカツセマサヒコさんと、リカちゃん人形に携わる仕事をしている広瀬和哉さんが行なうトークショーを聴くため、三越本店まで出向いたのでした。

トークショー、良かったです。

リカちゃん人形で遊んでいた人、興味がなかった人、男性で実は気になっていた人、まったく知らない人、どんな人にとっても良いお話でしたよ。

 

カツセマサヒコさんと広瀬和哉さんのトークショーに行ってきた

日本橋三越本店で行なわれている「おとなこども博」。こちらの催し物のひとつ、「リカちゃんキャッスル」でトークショーは行なわれました。

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フリーライターのカツセマサヒコさん×「リカちゃんキャッスルのちいさなおみせ」の店長・広瀬和哉さんのトークショーです。

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話に聞き入りながらもパシャパシャ写真を撮ってきました。おふたりとも、いい表情でお話されていたんだもの……。(そしておふたりともイケメン)

カツセさんを知らない人へ…カツセさんって、こんな方

このブログを読んでくれている方の中には、ひょっとして「カツセマサヒコさん」をご存じでない方もいらっしゃるかもしれないので、まずはカツセさんを軽~くご紹介しておきますね。

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カツセマサヒコさん。通称TL(タイムライン)の王子様。

恋愛の妄想ツイートをTwitterでは多く繰り広げてらっしゃいます。

Twitterでも仕事の記事でも、相手を逆なでするような言葉使いや、煽るような文章を使われないところが魅力的です。

ほっとするんですよ。カツセさんの書く文章って。

笑えるネタのときも、相手を下に見る嘲笑のようなものではなくて、純粋にぷっと吹き出してしまうような笑いなので、イヤな気持ちになることがありません。(相手をどうこうするよりも、自虐されることの方が多い気が)

最近公開された記事やブログには、このようなものがありますよ。

個人的に作者・作品がだいすきなので、近々全力で紹介するつもりなのですが(笑)、なんとその方にカツセさんがインタビューをしに行ったり。

 

ご自身のフォロワー数7,777人突破記念で、7,777人目にフォローをした人へ願いを叶えるという企画をされたり。

読んでいただけたら、わかると思います。

ほっとできて、あたたかくて、でも笑えるところもあって。

(ときめくやつだけじゃなくて、男子って馬鹿だなあ……と笑えるようなツイートもすき。馬鹿にしているのではなくてね。純粋におもしろいのです)

わたしがこの仕事を始めてから、憧れている人のひとりなのです。

わたしにとっては、トークショーに行く=憧れの芸能人に会える! というくらいの大ごとでした。

 

広瀬和哉さんの軌跡

一方、広瀬和哉さんのことは、今回のイベントではじめて知りました。

調べてみたら、以前「マツコの知らない世界」に出られていたようですね。(ときどき見ているけれど、そのときは見ていなかったんだなあ)

リカちゃんマニアには有名な方なのでしょう。
イベント当日(8/2)は朝6時半から列ができていて、開場直前は長蛇だったとか。

「とても幸せだ」とおっしゃっていましたよ。

トークショーでは、広瀬さんが今の広瀬さんになるまでの軌跡についてのお話がありました。

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広瀬さんがリカちゃん人形をすきになったのは、お姉さんの影響だそう。

よくありますよね。きょうだいって、下の子は上の子の影響を受けやすいものだと思います。

「いいなあ」と思ったのは、そんな広瀬さんのことを、ご両親が口出しせず見守っていたということ。

「すきなもの」を「すきなまま」でいられたことは、ご本人もおっしゃっていましたが、とても幸せなことで、恵まれていることだと思います。

家族以外にはひた隠しにされてきたそうですが、それでも「すき」を貫いて、服を作り続けてきたそうです。

そういうイベントにも出店を重ねているうちに、今の会社の方に見つけてもらったのだとか。

運命は自分で引き寄せるものなんだなあ……。

自由に「すき」を伸ばせたからこそ、広瀬さんは小さな芽を大樹にまで育てられたのでしょうね。

(子育て中なので、親側としても心に刺さるお話でした)

リカちゃん人形の歴史はこんなにも長い

リカちゃん人形って、50周年なんですって。知ってましたか?

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でも、いくら時が経っても、リカちゃんは「永遠の11歳」。

幼少期に手にしたときは「ちょっと年上の憧れのおねえさん」。そこから「リカちゃんと同い年」になり、「リカちゃんを超えて大人になっていく」。

それはただのお人形遊びではなく、その子の夢を投影させた想像力の世界が広がっていたんだなあ…とお話を聞いていて感じました。

わたしも、そうやって遊んできたんだよなあ。

だからなのか、今でもリカちゃんを見ると、なんだか懐かしい気持ちになりますね。

わたしの場合は、大人になっても携えてこれたものではなく、「切ってきてしまった」ものだったので、ほろ苦い気持ちになります。

……このことは、トークショー後に広瀬さんにお話を聞けたので、そのことと共にあらためて。

(リカちゃんキャッスルについても、そちらでご紹介します)

この、「リカちゃんへの自己の投影」ですが、今は実際に自分がリカちゃんとお揃いの格好をすることもできるのですよ。

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女の子はたまらないだろうなあ……!(実際小さい女の子が目を輝かせている現場に何度も遭遇しました)

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トークショーでは、カツセさんが「ぼくも着れますかね?」という発言も。(笑)

なお、サイズは160まであるそうです。(「ギリギリ着れるかも……!」(カツセさん))

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アリスのようで、本当にかわいい。(サイズは着られるけど、さすがに着られない)

娘がいたら着せてあげたいなあと思える服ですね。

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かわいい。お揃い、かわいい。

「自分の気持ちを投影させてリカちゃんを見ているので、そのときによってリカちゃんの見え方が違う」とおっしゃられた広瀬さん。

自分がうれしいときにはリカちゃんも笑顔に見えるし、かなしいときにはかなしそうに見えるのだとか。

会場、うなずいている方がたくさんいらっしゃいました。

本当に、人形が「ただの人形じゃない」からこそ、愛し続ける大人がいるんでしょうね。

子どもの頃からずっとそばにいるリカちゃんは、その子にとっての分身のようなものであり、お守りみたいなものであり、その子の少女性の象徴のようなものなのではないかな。

(アンディにとってのウッディを思い出しました。アンディは卒業してしまったけれど)

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「なんだかほしくなりますね」と話すカツセさん。

会場には男性の方もいらっしゃいましたよ。

ファンタジーとして魅せるということ

リカちゃんの世界は一種のファンタジーですよね。キラキラしていて、夢があって。

そんなリカちゃんの世界を、もっと世に発信していくためにはどうしたらいいのか、というお話にもな
りましたよ。

リカちゃんキャッスルのTwitterアカウントはこちら

これは、拡散力を持つカツセさんが相手だからこその議題でしたね。(ご本人も「訊かれると思った……」と笑ってらっしゃいました)

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カツセさんがおっしゃったことのポイントはふたつ。

 

  • 作っているものは「ファンタジー」。ファンタジーを見せつづけることが大事
  • ファンタジーを求めてくれているファンを裏切らないこと

 

「ぼくがTwitterでやっていることと、リカちゃんキャッスルでやっていることは同じようなことだと思う」とカツセさん。

そうですよね。カツセさんのTwitterも、あれはファンタジーでしょう。ただ、あまりにもリアル(?)なので、現実と仮想が入り交じってしまい、「Twitterと違いますね」と言われることも多いそうです。

 

  • そこについているファンは、そのファンタジーを求めているということ
  • だから、作り手はそのファンタジーや夢を発信していくことが大切

そのようなことをお話されていました。
 

「Instagramなんか、【インスタ映え】っていう言葉があるように、きれいな写真ばかりでしょ(ファンタジーを魅せるという話)」

「ぼくだって、インスタのぼくは4倍かっこいいと思ってますからね」

……おもしろかったなあ、カツセさん。(笑)

Instagramは、本当にファンタジー世界の人が多いですよね。

 

  • みんな(お客さん・ファン)のために、理想や夢を発信しつづけることが、何よりも大切
  • そのためには、今のリカちゃんの世界が持つファンタジーからズレないように気をつけて、どんどん今のまま発信すればいい
  • ファンタジーを壊して、ファンを裏切らないようにだけしなければいけない

 

リカちゃんの世界と、カツセさんご自身の話が繋がったことに、広瀬さんが「おお~!」と驚かれると、カツセさんは照れ笑いをされながら、「絶対訊かれると思って、楽屋で必死に考えたんですよ!」とおっしゃっていました。

カツセさんのTwitterの裏側がちらりと見えたようで、すてきだなあと感じましたよ。

 

カツセさんと広瀬さんの「仕事で大切にしていること」

トークショー後の質疑応答で出された質問に、「仕事で辛いこともあると思う。そういうときに大切にしていること」というものがありました。

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(笑顔がすてきすぎるおふたりです)

カツセさんの回答はこちら。

 

  • 自分を嫌いにならないようにがんばる
  • 失敗がつづくと嫌いになってしまうから、きちんとリカバーできるようにする
  • どうしても苦手なことはある。苦手なことばかりをやるのではなくて、得意な仕事もする

 

広瀬さんの回答はこちら。

 

  • おいしいものを食べる。おいしいものを食べると幸せになる
  • 最終的には「すきなようにやる」

 

両方、ぐっとくる回答でした。

どうしても、仕事って「できないことを克服してできるようにならなきゃ」っていう意識があります。

「これくらいのことはできなきゃダメなんだ」って思ってしまうことも多いです。

でも、どんな人にでも、どんな一流の人にでも、どうしても「苦手な部分」はある。「苦手な仕事」はあるんですね。

カツセさんも、広瀬さんも、そうなんだって話されていました。「どうしてもそういう仕事がやってくることはありますよね」と。

苦手な仕事だと、できない自分がより目立ってしまうから、自分=ダメに思えてしまって、自己否定に陥りがちです。だからこそ、「得意な仕事もして、自分を嫌いにならないようにする」という言葉が強く印象に残りました。

得意な仕事・やりたい仕事もしながら、「やれるじゃん自分!」って思える機会も作っていきたいな。

苦手なことばかりやることが、成長を促すわけではないのだろうなあ。もちろん、バランスよく苦手なことを経験していくことも必要だとは思うけれど。

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30分程度と短い時間でしたが、リカちゃんの話だけに留まらず、非常に濃密ですてきな時間を過ごすことができました。

実はこのあと、おふたりともそれぞれと一対一で少しずつお話をさせていただけたのです……。

それもまた、実りある時間でした。これは……内容的にブログかなあ。noteかなあ。あ、でもリカちゃんキャッスルのお話を聞いて感じたことは、ブログに書いておきたいな。

どちらにせよ、また書き記しておきますね。

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました♪

Have a nice day!

 

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