どうも、よつばくま(@yotsubakuma)です。
以前、【HSP】繊細・敏感・弱さ=悪・病気じゃない。ダメージを受けやすいことは「甘え」や「劣っている」わけじゃない。 というブログを書きました。我が家は夫婦ともにおそらくHSP。
知ったからってどうっていうわけではないのですが、知っていれば自分とうまくやっていける人もいるのではないかなあと思っています。
Contents
HSPといっても人それぞれ。我が家の夫婦の場合
HSPはこのブログ記事でもご紹介したとおり、気質の一種であり、病気ではありません。特徴にはさまざまなものがありますよ。
- すぐに自分を責めてしまう、些細な注意=自己を全否定されたと感じてしまう
- ぐるぐる考えつづけてしまい、悩みから抜け出せない
- 大人数で集まる飲み会のような場所が苦手
- 相手の気分や感情に自分の心も左右されてしまう
- 他人が怒られているところを見ると自分までダメージを受けてしまう
などなど。
以前のブログでもご紹介しましたが、こちらのブログで簡単に診断をすることもできます。
とはいえ、人間にはひとりひとり個性があるため、HSPだからといって、特徴にすべて当てはまるわけではありません。実際、わたしと夫とでは、まったく異なる部分がありますよ。
妻(わたし)が持っているHSP気質
わたしが自分自身で「ああ、これはHSP気質なんだろうなあ」と感じているところは、以下の通り。
- 他人が怒られているのを見るとダメージを受ける
- 考えはじめるとネガティブに。悩みから抜け出しにくい
- 仕事で注意をされると必要以上に凹み、自己否定をしてしまう
- 部屋の片付けが苦手
- イライラすると暴発しそうになる(コントロールが効かなくなる)
元々短気なわたし。とはいえ、現在は周囲にイライラすることはほぼありません。しかし、一度イライラしてしまうと、コントロールが効かなくなって暴発しそうになることが多いです。(家族に向いてしまうのが厄介)
部屋の片付けは……これはHSP気質だからなのかどうかはわかりませんが、特徴のひとつに載っていました。HSP気質の人は、いろいろな物事を同時に進めていくマルチタスクが苦手なことが多いそうです。
さらに、面倒なことがあると心の内面世界に入り込んでしまいがちなため、目の前のことに集中するのが苦手な人も多いのだとか。うーん、これは、当てはまるような、当てはまらないような。すべてのことに集中できないわけではないけれど、確かにあまり気が進まないことだと、脱線しがちかもしれないなあ。
ただ、わたしは「人好き」です。そのため、HSP気質の中でも、以下のものには当てはまりません。
- 大人数の飲み会が苦手→基本的に平気
- 人の輪に入れない、初対面の人とのやりとりに困る→がんがんいきます。人見知りもありません(笑)
- 人を誘えない→真逆です
- 友達が少ない→そんなことはないと思う
端から見たら、わたしは恐らくHSPに見えない社交的な人間に見えるではないかな。
夫が持っていると感じるHSP気質
一方、わたしが「当てはまらない」HSP気質に、夫は当てはまるものが多いです。
夫にはこういう気質があるよなあと感じるものは、以下の通り。
- 意識が「自分」でなくなる解離状態に陥る
- 友達が少ない
- 自己否定がすごい。卑屈だと感じるほど
- 他人の感情に左右されやすい
大人数の飲み会などに参加することはできますが、恐らく自ら好むタイプではないのだろうなと感じています。ただ、ふだんは社交的な顔をして過ごしていますし、参加できないわけではないようですが。
このように、同じHSP気質を抱えた夫婦でも、
- 妻=割と外にも目を向けている(自らの心は見つめているけれど)
- 夫=とにかく内側(家族、わたし)に目を向けている
と、タイプが全然異なるわけですね。
夫婦がHSP=理解し合えるわけではない
HSP気質の人とかかわっていくことって、人によってはたいそう気を遣わざるを得ないというか、面倒なことでもあるようです。
かといって、「HSP同士だとお互いにわかり合えるから万々歳、うまくやっていけるよ!」……っていうわけでも、ない。
特にわたしのところのように、同じHSPでも中身が真反対である部分があると、難しいことも多いです。
理解しようとすることは、どんな性質の人であれできることですし、それはHSP夫婦でも同じです。
しかし、かといってHSP気質同士だから「わかる」「共感できる」「理解し合える」わけではないのです。
むしろ、似すぎていてぶつかることもある気がしています……。
「敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本」を読む
最近、こちらの本を読んだんです。
「敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本」です。
表紙のようなイラストを添えて、各特徴と、それに対してできるセルフケアを医師がアドバイスしてくれる本です。
たとえば、「相手の感情に左右されすぎてしまう」という項目では、
マイナスの人に近づかず、うっかり受けてしまったら天に飛ばす!
- マイナス感情の強い人には近づかない
- 普段接する人はポジティブな感情の人で固める
- 自分の周りに境界線やバリアーをイメージする
というアドバイスが。
(夫婦でHSPの場合、これ難しいですよね……。片方がネガティブ優勢の場合、もう片方はダメージしか受けない……)
わかりやすく書かれているので、サクサクおもしく読むことができますよ。
理解しようとするところからはじめたい
この本は、当事者だけではなく、家族や友人に「あ、HSPなのかも?」という人がいる人にとってもおすすめです。
そうした人とどう付き合えばいいのか、どう付き合えば自分が負担に思わなくていいのかなども書かれていますよ。
仕事の注意でベッコベコに凹んでしまったり、ネガティブ思考ワールドから抜け出してこれない人は、非HSPの人から見ると「甘えている」人間に思えるかもしれません。
けれど、「そういう気質の人がいる」ことを、周囲の人も知っていってくれたらいいなあ。
もちろん、「だから許してね」というわけではないのです。でも、理解しよう、知ってみようと思ってもらえることは、とてもありがたいことですし、大切なことだと思います。
……我が家の夫婦間は、ダメージを与え与えられという悪循環に陥り気味ではあるのですが……。片側のネガティブが強すぎると、「離れた方がいい」ということになってしまいますので、何とかバランスを保っていきたいところです。
Have a nice day!